木のはなし 

ぶなの話。 英名 beach 「橅」?「山毛欅」?どっちも 「ぶな」です。 

林
日本人は、今まで、あまり広葉樹は好まず、人気のある梅林などは、杉・檜に代表される針葉樹であり、広葉樹の山は「雑木林」として、格落ちした立場になっています。

ぶなに至っては、漢字で、「木」に「無」と書いて、木の内には、入らないというありさまでした。ぶな科の楢の木も同じ扱いです。しかし、ところ変れば、品変るとはよく言ったもので、ヨーロッパへ行くと、ぶなは「森の聖母」と言われ、聖なる木として考えられています。
ぶな
楢の木も、最高の木材に位置づけられています。昔は、ぶなの木がたくさん見受けられましたが、昭和30年頃から国の「拡大造林策」で、日本各地のぶなの木が伐採され、変わりに成長の早い杉・檜・から松などが植えられてきました。わずか30年程の間に、日本のぶなが60%近くも消滅したわけです。ぶなの木の寿命は、200〜300年と言われ、現在、その一部は保護されています。世界自然遺産に登録された白神山地のぶな原生林などは、たまに、TVや写真集で目にしますね。最近、自然の残る雑木林は、本当に見なくなってしまいました。カブトムシやクワガタは、デパートで買い、サンリブで「ムシキング」三昧。(私の息子も大好きな虫の対戦型ゲーム)
落ち葉と枝
本当は、自然の緑に囲まれて、思いっきり遊ぶのが、本来あるべき姿なんでしょうね。昔と今を見てきたぶなは、どんな気持ちで、私たち人間をみているのでしょうか。