木のはなし 

世の中には、不思議な力を持った木が存在します 

名前は、オーストラリアンサイプレス。
日本名は、豪州桧。みなさんも良くご存知の桧です。樹齢は、100年程。一世紀かけて幹回りがやっと直径30cm程度になる、非常に目のつまった、オーストラリア原産の針葉樹です。

オーストラリア
私とサイプレス(オーストラリア桧)との出会いは、もう、7年程前になります。ログハウスで家を建てたお客様から、ウッドデッキが3年で腐ってしまったので解体してくれ、と依頼がありました。その当時は、日本の杉材や桧でウッドデッキを作る事は、当たり前でしたが、木にとっては、非常に過酷な条件での施工となりメンテナンスをしても、3〜6年で腐ってしまうものでした。(※注:日本の杉の為に。昔から杉は建材として多く使われています。例えば、杉の外壁板は、30〜40年経過しても問題なく使用できます。要は適材適所です。)
サイプレスの森と工場
そこで、屋外(ウッドデッキ)でも長持ちする木はないものか、と探していた時、この高耐久のサイプレスに出会い、早速、私と社長でオーストラリアのNSW(ニューサウスウェールズ州)のサイプレス製材所視察に行く事になりました。シドニー空港に着いて、すぐに国内線で、シドニーから約500kmのガネダという町まで。びっくりしたのが、飛行機の小ささ。定員が10人程で、ちょっと大きな車に翼をつけた位の大きさです。本当にこれで大丈夫?一抹の不安を胸に、本当にフワフワ飛ぶ小さな飛行機で揺れる事、約1時間。窓からは、広大な森が広がり、所々にオーストラリア特有の赤土の地面が見えてきました。空港に着くと、オーストウッド社のマイケルボール氏が迎えに来ていて、製材所、サイプレスの森を見学させてくれました。
ジャカランダの花
町は、きれいでゴミもなく、特に印象深いのは、ジャカランダという木。紫色の花をつける木で、日本の桜にどこが似ている気がしました。ジャカランダの花を見た旅行者は、再びオーストラリアを訪れたいと思うらしい・・・・ちょっと話がそれだしたので、本題に戻しましょう。このガネダ一帯は、サイプレスを使った住宅が多い。オーストラリアは、日本よりもシロアリの被害が多い為、サイプレスを住宅の建材として、よく使っているのです。(もちろん、日本のシロアリに対しても非常に強い防蟻効果があります。)特に驚かされたのは、100年前に建てられた、サイプレス製のレストラン。サイプレスの丸太を地中に埋め、その上に土台を乗せて建てられたものですが、なんと、全く腐食せずに、又、シロアリの被害もなく、今も健在なのです。すごい耐久性だな、と感心させられました。
レストラン
他にも、色々建物を見ましたが、どのの建物も70〜100年経っても問題なく使用されています。サイプレスの森に行くとなんと、150年前の切り株がそのまま残っており、これも又、驚かされました。サイプレスの心材の耐久性は、オーストラリア規格の等級4段階中、クラス1を誇り、シロアリにも強いというデータがあります。※1、2
表


また、面白いことに、このサイプレスの木をお風呂に入れて入ると、冷え性、腰痛に非常に効果があります。(試してみたい方は、ご連絡下さい。プレゼントいたします。)最近では、三重大学や、他の研究でもサイプレスについて研究が行われ、スレス緩和に効果がある事がわかってきています。きゅあホームでは、この、すばらしいサイプレスを、家の土台に使っています。