木のはなし 

進化している集成材。 

木材皆さんは、集成材がいつから作られているかご存知ですか?
集成材の歴史は意外と古く、1893年ドイツで誕生して以来なんと100年以上の歴史があります。

なかでも、デンマークのコペンハーゲン中央駅は有名な建物です。
コペンハーゲン中央駅
1927年に集成材を使って建設され、今も当時と変わらない状態で使われています。日本でも、古くは社寺建築等に、何本もの木材をまとめて鉄の鋲などでしめて1本の材としたものを、柱や桁に使われた事例があります。東大寺大仏殿(西暦1708年再建)では、高さ48mと言う木造建築の材に集成工法が見られます。これは現在の定義の「集成材」とは違いますが、集成材と同様の特長を持つ工法です。このように集成材は、実は、人間の知恵と経験から作り出された、歴史のある木材質なのです。その後、日本では、1986年日本農林規格が制定されて以来、住宅に集成材がよく使われるようになりました。最近では、集成材の自由度から大型施設にも多く使われ始めています。自然との共存が叫ばれる中、地球にも人にも、また見た目にも優しい集成材を使うことは、公共大型建造物の一つの建て方になってきているのです。国内最大の建物は、秋田県にある「大館樹海ドーム」です。
大館樹海ドーム
壁から壁まで集成材の梁で飛ばしたスパンがなんと178mもあります。中に入ると、木の香りがするともいいます。それもそのはず、秋田杉の集成材を4,300㎡も使っているそうです。木材は、鉄骨と比べて比重が軽い上に強度が強いので、この様な使い方も出来るようになります。建物の構造に使うのに適している建築材と言うことですね。
大館樹海ドーム2
集成材の製造の技術は以前に増して向上し、曲げた梁や、大きな梁、その他さまざまな物を作る事ができます。今では、その高い品質・精度・安全性から、住宅の建材としても欠かせないものの一つとなっています。