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【建築家インタビュー】動線を意識したプランとは?

2022年11月22日
Interview

こんにちは。きゅあホームの中村です。

「SAKT ‘N’ PEPPER ARCHITECS」という事務所を構える建築家、
都築宏仁先生に(先生のHPはこちら)インビューした内容を前編・後編に分けて公開しています。
今回は後編です!

前回記事では都築先生がしている打合せへの準備や、家づくりへの考え方をお伺いいたしました。
(前回記事をまだ読んでいない方はこちらから

今回記事では、先生の事務所の名前にも入っている「ペッパー」の遊び心の部分・動線を意識したプランや、
先生がアイデアを得る方法、家づくり検討中の皆様への後悔しないためのメッセージなど
盛りだくさんでお伺いしています。ぜひ最後までご覧ください。

「ペッパー」の遊び心の部分は、例えばどんなところがありますか?

デザインではなく、動線的な部分の一工夫で表現することが多いです。

例えば、誘導動線やショートカットできる動線を作るのです。
ヒアリングの時は、大体ほとんどの方が気にする動線部分があるので、そこに気を付けています。

その一つは帰宅動線。手洗いの場所やリビング階段などです。
打ち合わせの時ご要望として出てくる例は、親目線の場合、「子どもが家に帰ってきたことを把握したい」というもの。
その場合は一度リビングを通る動線(リビング階段など)にします。

もう一つは搬入同線です。
お買い物から帰って来た時すぐに荷物を置けるよう、玄関に隣接する位置にキッチンを持ってきて、冷蔵庫を設置する場所を考えて…という風に動線を作ります。

この搬入動線はヒアリングシートに書いていないことが多いのですが、こちらからご提案すると、お客様からいいね~という反応をいただくことが多いです。

また、このキッチンの位置も、玄関から入ってリビングの奥にダイニングキッチンという考え方がまだ一般的です。

昭和の建物をイメージすると、キッチンは奥で、居間と扉で仕切られている間取が多いですよね。
しかし最近はキッチンに力を入れる方が多く、素敵なアイランドキッチンなどを選ばれることも多いです。

それであれば敢えて見せる間取りで、搬入動線も意識しながらこだわりのキッチンを玄関入ってすぐに見せてもいいのではないか、など考えます。

もちろんお客様の要望で玄関入ってすぐリビングがいいとのお声があればそちらを優先いたします。
私の価値観を押し付けるのではなく、コミュニケーションの中で拾い上げていきます。
無限に情報がありますし。
予算的なことも考えながら、絶対に採用したいところ、諦めないといけないところ、など優先順位をつけながら考えます。

今回プランしていただいた住宅だといかがですか?

今回の家だと、まず、敷地は桜の木や山の風景に近いため、それを取り込めばこの土地ならではの家づくりになるのではと考えました。

隣接しているほかの住宅はすべて同じ方向を向いているのですが、今回は眺めのことを考えて、隣接している住宅とは違う向きで家を配置しています。

開口のデザインも、今回は本当に開口部分が広いです(=窓部分が大きく配置されている)。
こんなに広い開口はあまり見ないのではないかと思います。

子供部屋も、家が建ってすぐ使い始めることがないことを見越して、仕切りを作らずに多目的な場所として使えるようにスペースを確保しました。
そうすると、階段と廊下からつながった広いスペースで、本来暗くなる場所ですが明るさも気になりません。(住宅に関しては改めて詳細をアップさせていただきます。)

すごいですね。難しいです。いろいろなことを考えてらっしゃるのですね。

はい。いろいろ考えます。悶々と。(笑)
その中で答えが見えてきます。まとまってくるというか。

ぼんやりしているものが打合せやヒアリングでよりくっきりしていき、余分なものが排除され必要なものだけ残る。
それをまとめていく作業です。

省けば省くほど、一般解ではない間取りが際立ってきます。
ここはこんなに狭いのにこっちすごく広い!など。それは個性だと思います。

最終的にOKするのはお客様。
十人十色で、住まわれる方の考えが形になるのは注文住宅ならではです。

そこに建築家がスパイスを加えていく。

飾り窓を意図してつけることもあります。
本来明りが取れない場所を明るくするために、機能的な明り取りとして隣の部屋の明りをガラス窓から取るのです。
それとは別にデザインのワンポイントのように付け足すこともあります。

窓関連で外観のことをお話しすると、窓のデザイン一つで外観のデザインは大きく変わります。
プレゼンの時ははめごろしガラスとオペレーターハンドルの窓にすることが多いのですが、
理由は引き違い窓だと昭和のようなデザインに寄ってしまうからです。

その昭和イメージから離れるためにデザイン窓を選びます。
(ただ、ご要望をお伺いしてで引き違い窓に変更することもあります)全体的にモダンなイメージでまとまるようにしています。これも、ペッパーの部分ですね。

そういったモダンなイメージというのは、先生のセンスだと思います。
どこから発想を得るのですか?

ただただ見ています。今はインスタなどのネット媒体です。
昔は専門職が専門雑誌を見て情報を取り入れて感覚を作っていたと思います。

しかし、今のネット社会は建築家以上に施主様が勉強熱心に見ていることもあり得るくらい、ネットで情報を見ることができますので、そこから情報を得ます。

情報を調べて自分に入れていくことが一番です。
施主様から和風と言われれば和風のものをたくさん探しますし。

そしてそれを続けていくと、自分の引き出しが増えていって、それ以降類似した依頼があったときにある程度自分の引き出しの中から的を得た提案ができるようになると思います。

そして流行りも一定の期間があります。

少し昔は男前なデザインと言われたこともありますし、一時期は白の時代もありました。
多分今はグレーの時代。とにかくいろいろな情報とアイデアを自分の中に入れています。

先生もネットを活用されているのですね!情報社会ならではですね。
それでは最後に、注文住宅購入ご検討者様にメッセージをお願いいたします。

インテリアの内装を選ぶのは楽しい時間ですが、対して間取りは、骨格をまとめながら予算なども絡んでくる部分です。

注文住宅は一からご要望をお伺いできるので、決めることがとても多いです。
極端な例だとコンセントやドアノブから決めていく、大変でもあり楽しい住宅だと思います。

悩むのはとても大変なことですが、振り返るとても楽しかった時間になると思うのです。
悩めば悩むほど充実した時間になるはずです。

何も考えずに流されて家づくりをすると後から後悔すると思います。
大変ですが、手間を惜しまず一回一回の打ち合わせに対してきちんと考えるといいと思います。

モノ作りは手間をかければかけるほどいいものができるのです。
その分お金もかかりますが、それをきゅっとうまい具合に、いい意味でコンパクトにまとめるのがきゅあホームで建築家と建てる家づくりだと思います。

(インタビュー終了)

いかがでしたか?普段はあまり聞けない、建築家の先生の家づくりへの考え方に触れられたのではないでしょうか。
少しでも、新築で注文住宅購入ご検討中の方の判断材料になれば幸いです。

ここで告知です!
12月9日(金)-12月14日(水)モデルハウスで見学会を開催します。

弊社モデルハウスは、変形敷地を逆手にとって眺望を活かした造りです。周りの住宅はすべて同じ方向を向いている中、モデルハウスだけが違う向きをしている、配置から工夫された見どころ満載の建物です。
展示場にあるような豪華な住宅ではなく、コンパクトなつくりなので家づくりのイメージも掴みやすいのではないでしょうか?
常時ご予約いただければ17時30分までご見学可能ですが、今回は20時30分まで見学できます。
夜の間接照明の雰囲気や、本当に性能が良くて暖かいのかご自身で確認できますよ。

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※インタビューは都築宏仁先生に行っているものであり、ここに記載されているのは都築先生のご意見です。すべての建築士に当てはまるわけではございません。


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