※土地付き注文住宅の場合
全国平均と比べて建築費がかかる一方で、土地取得費は302.4万円安くなっています。広い土地を比較的安く購入しやすいのは、福岡県の大きな魅力といえるでしょう。
参考元:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査 2022年度集計表」
諸費用の相場
住宅購入時にかかる諸費用には、物件の不動産取得税や登録免許税、住宅ローンの手数料や火災保険料などがあります。目安としては、注文住宅で物件価格の3~6%前後、そして新築一戸建て(建売住宅)では6~9%前後です。福岡県のマイホーム建築費用から考えると、幅はありますが100~300万円前後の予算を見込んでおく必要があります。
福岡県宗像市のマイホームでかかるトータルの費用
諸費用を200万円として建築費・土地取得費と合算すると、宗像市で注文住宅を建てる際は、約4,750万円前後かかると見立てることができます。しかし、これはあくまで平均から計算した金額です。年々建築資材は高騰し、物価も上昇傾向にありますので、建築する際の条件にもよりますが、2024年現在の福岡県宗像市周辺での建築相場は下記の通り考えておきましょう。
宗像市:3,900万円~5,500万円
福津市:4,400万円~6,000万円
より広い土地や高い機能などを求める場合は、さらに高くなることもありますのであくまで目安と考えてください。
福岡県の平均年収から見た建てるべき住宅のコストは?
マイホームの購入時は、住宅ローンを返済するときのことも考えなくてはなりません。しかし「いくらを目安にすれば良いのかわからない」という方もいるでしょう。
マイホームにかける費用の目安は、年収の5~7倍程度です。2022年度の「フラット35利用者調査」における福岡県の平均年収は、およそ627万円。平均年収の5~7倍で計算すると、約3,100万~4,400万円程度が目安となります。ただし、年収はそれぞれ異なりますし、8倍近い金額のマイホームを購入する方もいるので、こちらはあくまでも目安として参考にしてください。
参考元:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査 2022年度集計表」
住宅ローンの返済シミュレーション
計算した住宅コストの目安をもとに、住宅ローンを返済するときのシミュレーションをしてみましょう。
借入金額:4,000万円
金利:プレミアム住宅ローン特別金利 0.475%
返済期間:35年
返済方法:元利均等返済
ボーナス払い:なし
上記の条件で住宅ローンを借り入れる場合、月々の返済額は約10.4万円となります。住宅ローン会社のWEBサイトでは、さまざまなパターンでシミュレーション可能です。これらのツールを活用して、月々の生活に無理がないようにマイホームの計画を立てましょう。
参考元:福岡銀行「プレミアム住宅ローン」
3,000万円で建てられる住宅のクオリティは?
先ほどご説明したように、福岡県における平均建築費は約3,350万円となっています。ではこの金額で、どのレベルの家を建てられるのでしょうか。
3,000万円の家は、広々とした4LDKが可能。家族が4~5人でも不便さを感じることなく生活できるでしょう。また、デザインは、シンプルなものを中心として、和風・モダンなど自分好みのテイストを追加できます。住宅性能に関しては、ある程度の断熱性・耐震性が望めるでしょう。ただし、床暖房や全館空調は、場合によっては付けられない可能性があります。
家づくりでコストを抑えるコツは?
長期間にわたり住宅ローンを返済することを考えると、省けるコストは省きたいもの。家づくりで知っておきたいコストダウンのコツをまとめましたので、参考にしてください。
コストダウンのコツ
・家の形状をシンプルにする
・延床面積をできるだけ小さくする
・安価な建材を選ぶ
・部屋数を増やさない
・トイレ・浴室・洗面所などの水回りをまとめる
・無駄なオプションを付けない
家は形状が複雑になればなるほど、作業工程や必要な資材が増えて費用がかさみます。箱型やキューブ型などシンプルな形状にし、建材自体も安価なものを選ぶと、コストダウンにつながるでしょう。また、不要なオプションを省くこともポイントです。実際の生活をイメージした上で、小屋裏収納や吊戸棚などが本当に必要なのか吟味しましょう。
福岡県宗像市で家づくりをする際に意識したいポイント
コストを省くことだけに力を注いでしまうと、家づくりにおいて大切なポイントを見落とす可能性も。福岡県宗像市ならではの注意したいポイントを2つご説明します。
住宅の断熱性・気密性
福岡県宗像市は、日本海型気候を呈する地域です。気象庁が公表している1991~2020年のデータによると、福岡県宗像市の年平均気温は15.9℃。同じ期間のデータでは、福岡県内の福岡市で17.3℃、熊本県熊本市17.2℃、宮崎県宮崎市17.7℃なので、九州地方の他地域と比べてやや低いといえます。特に冬季は他エリアよりも低温となり、寒いと感じる日が多いでしょう。また、夏は30℃を超える日も少なくありません。このことから、1年を通して快適に過ごせるように、断熱性・気密性の高いマイホームを建てるのがおすすめです。
きゅあホームの注文住宅は、MDFボードとフェノールフォーム断熱材を組み合わせたR+パネルを使用することで、高い断熱性・気密性を確保。建築物省エネ法が定める北海道や東北地方の一部地域と同レベルの、UA値0.46~0.56W/㎡Kを標準仕様としています。
参照元:気象庁「宗像(福岡県) 平年値(年・月ごとの値)」参照元:気象庁「福岡(福岡県) 平年値(年・月ごとの値)」参照元:気象庁「熊本(熊本県) 平年値(年・月ごとの値)」参照元:気象庁「宮崎(宮崎県) 平年値(年・月ごとの値)」参照元:気象庁「宗像(福岡県) 8月 平年値(日ごとの値)」
住宅の耐震性
西山断層が走る福岡県宗像市の家づくりでは、耐震性も重視しましょう。政府の地震本部は、西山断層のある地域では、最大でM(マグニチュード)7.9~8.2程度の地震が起こる可能性があるとしています。発生確率は不明とされていますが、耐震性の高い家を建てておくに越したことはないでしょう。きゅあホームは、耐震等級3を標準仕様としています。耐震等級3は、災害時に救助活動の拠点となる警察署・消防署と同じ基準です。地震に強い家を建てたい方、地震対策について詳しく知りたい方は、お気軽にご相談ください。
また、海に近いエリアでは、津波などを想定した家づくりも大切です。ハザードマップを確認して、安心して過ごせるように対策しておきましょう。
参照元:地震本部「西山断層帯」
福岡県宗像市で注文住宅を建てるならきゅあホームへ
福岡県宗像市の注文住宅の費用相場が約4,750万円前後だと知り、驚いた方もいるでしょう。あくまでも目安ではありますが、決して安いとはいえません。ただし、延床面積を小さくしたり、家の形をシンプルにしたりといった工夫をすれば、コストを抑えることも可能です。どこにこだわりたいのか優先順位を考えると、ご自身のなかで譲れないポイントが見えてくるでしょう。
きゅあホームは、高断熱・高気密・高耐震にとことんこだわった家づくりをしています。また、お客様のご要望を詳しくお聞きした上で、建築家がデザインを手掛けることも特徴です。建材をメーカーに直接発注するため、デザイン性・機能性を兼ね備えた家が手の届く価格でご提供できます。福岡県宗像市の注文住宅でお悩みの方は、是非きゅあホームにご相談ください。「個性的な家にしたい」「デザインも機能も諦めたくない」「建築費を抑えたい」というお客様の想いにお応えします。